キャリアの目標を決めて転職する

看護師が転職しようと思い立ったら、まずは長期的な視点を持つように心がけるのが大切です。今の職場での不満が原動力になって転職したいと思うケースは多いものの、その不満の解消にこだわり過ぎてしまうと、キャリア形成に失敗してしまうリスクがあります。どのようなキャリアプランで仕事と付き合っていくかを考慮しつつ、最終的にはどんな終着点に到達したいかを考えましょう。

目標が定まってしまえば、そこに到達するまでにどんなキャリアを構築していかなければならないかも明確になります。目標に応じて適切な職場で必要な経験を積んでいき、誰もが認めるようなキャリアを作り上げる視点を持つのが重要です。このような視点があると、転職は目標を計画通りに達成するための手段として捉えることができます。どのような転職方法がいいのか、職場の分野として何を選ぶのが望ましいかといったことも合理的に決められるでしょう。

また、タイミングを見計らうこともできるようになります。転職時期を判断できたり、あるいは同じ職場でもう少しスキルアップした方がよかったりといった判断も可能になるかもしれません。そうなると、転職後もキャリア形成のために最良の選択肢を選んでいることになるので、新しい職場でやるべきこともはっきりしてきます。仕事をするうえでもキャリアを作るうえでも、無駄をなくせるのがメリットなので、できるだけ早い段階で目標を具体的に立てるようにしましょう。